機能できるものなの

知っているようで知らない。株式についての基礎。出資証券(つまり有価証券)であって、株式を発行した企業は出資した(株式を購入した)株主について返済に関する義務はないとされているのだ。もうひとつ、株式の換金は売却という方法である。
昭和48年に設立された日本証券業協会では、協会員である国内にあるすべての証券会社および登録金融機関の行う有価証券に係る取引(売買の手続き等)を厳正、そして円滑にし、金融商品取引業の堅調なさらなる成長を図り、投資者の保護を協会の目的としている。
2007年に設立された株式会社ゆうちょ銀行のゆうちょ銀行から提供されるサービスは法律上、郵便貯金法(平成19年廃止)での「郵便貯金」とは異なり、民営化後適用された銀行法の規定に基づく「預貯金」を適用した商品ということ。
大部分の株式を公開している上場企業ならば、事業運営の上で、資金調達が必要なので、株式だけではなく、さらに社債も発行するのが当たり前。株式と社債の違うところは、返済しなければならない義務があるかどうかなので気をつけたい。
麻生内閣が発足した2008年9月15日のことである。アメリカの格付けAAAの投資銀行であるリーマン・ブラザーズの経営が破綻したことに全世界が震撼した。このニュースがその後の歴史的な世界的金融危機の原因になったためその名から「リーマン・ショック」と名づけられたのです。
はやぶさ」の帰還が話題になった2010年9月11日、日本振興銀行の経営が破綻した。この破綻の影響で、史上初となるペイオフ預金保護)が発動することになった。これにより預金者の約3%程度とはいうものの数千人が、上限適用の対象になったと推測されている。
西暦1998年12月、総理府(当時)の外局として大臣をその委員長と決めた新しい組織である金融再生委員会が設置され、金融監督庁(現、金融庁)は平成13年1月の金融再生委員会廃止・中央省庁再編までの間、その管轄下に2年余り位置づけられたという事実がある。
つまりスウィーブサービスとは、預金口座と(同一金融機関・グループの)証券取引口座で、株式の購入資金や売却代金などが手続き不要で振替してくれる有効なサービス。同一の金融グループによる顧客囲い込み戦略である。
Y2Kともいわれた西暦2000年7月、大蔵省(現在の財務省)より金融制度の企画立案に係る事務を移管させてそれまでの金融監督庁を金融庁(金融再生委員会下ではあるが)に組織を変更。翌年の平成13年1月、管理していた金融再生委員会が廃止され、金融庁内閣府直属の外局となったのです。
きちんと知っておきたい用語。保険は、偶然起きる事故で発生した財産上(主に金銭)の損失に備えて、よく似た状態の多数の者がそれぞれの保険料を掛け金として納め、集まった積立金によって不幸にも事故が発生した者に規定の保険金を給付する仕組みということ。
これからは安定的であることに加え精力的なこれまでにない金融に関するシステムの構築のためには、銀行など民間金融機関及び行政(政府)がお互いの抱える解決するべき課題に積極的に取り組んで解決しなければいかなければならない責任がある。
このように「金融仲介機能」「信用創造機能」さらに「決済機能」、これら3つの機能を銀行の3大機能と呼び、「預金」「融資(貸付)」「為替」といった業務加えてその銀行の持つ信用力によって機能できるものなのである。
今後、安定的で、なおかつ活き活きとした金融市場や取引のシステムを誕生させるためには、どうしても民間企業である金融機関及び行政(政府)が双方の解決するべき課題に積極的に取り組まなければいけない。
【用語】金融機関の(信用)格付けというのは、ムーディーズなどで知られる格付機関が金融機関を含め国債社債などの発行元に係る、信用力や債務の支払能力などを一定の基準に基づいて評価・公表するということ。
【用語】スウィーブサービスって何?銀行預金と(同一金融機関・グループの)証券取引のための口座の間で、株式等の購入代金などが両口座で自動的に振替えられる新しいサービスである。同じ金融グループによる優良顧客を囲い込むための作戦である。